クラフトビールというカテゴリについて。
いろんな意見があっていいと思うんです。
そして、日々その定義について議論を交わしている方々がいることも承知しています。
その上で、個人的に思うことを書いてみます。
クラフトビールって何?
と聞かれたら何と答えるか。
アメリカでは小規模醸造である、独立資本である、伝統的である、なんて記事もあります。
確かに、その通りな気がします。
定義云々という堅苦しい話は傍に置いておいたとして、
接客をしていると、多くのお客様にはこんなイメージがある気がています。
- ビール=大手メーカーが作ってるピルスナーっぽいやつ
- クラフトビール=日本のあちこちで、まだ知らないところも含めて大手メーカーが作ってないようなビール
そう。
クラフトビールを語るときは、やっぱり大手のビールの存在が意識されています。
大手が作るビールと、巷で提供されているクラフトビールでは、
味も香りも全然違うから、そんな風に語られるのも仕方ないわけです。
でも、よくよく考えてみると、
どっちも大きな括りでビールであることには違いないですよね。
クラフトビールの醸造所も提供するお店も増えて、
徐々に市民権を得てきていると思いますが、
広がりを見せる中で、大手ビールとクラフトビール、というのを
分けて語るのは、なんだかもったいない気がするのです。
だって、それぞれスタイルが違うだけですから。
先に広く市民権を得た(というか、大手メーカーのマーケティングが上手だった)ので
ビール=大手のもの、というイメージがついてしまったけれど、
どちらも美味しいビールでありうことに違いはないですよね。
つむぎは、今はピルスナー以外のビールを中心に扱っていますが、
今後はメーカーの大小関係なく、同じビールのカテゴリとして
取り扱っていきたいなと思っています。
人もビールも多様性の時代にしていきたいな。