「スイングカラン」ってご存知ですか?
ビールサーバーの一つで、昭和初期まで日本国内で活躍していたビールサーバーです。
2024年現在、主流のビールサーバーはコックを手前に引いてビールを注ぐものですが、
スイングカランは、「スイング」の名の通り、コックに相当するレバーを横にスライドしてビールを出します。
「カラン」という言葉が、水道の蛇口を表す言葉なので、
水道のハンドルをイメージすると分かりやすいかもしれません。
新しいサーバーを入れたということなのですが、
このスイングカランには大きな意味があります。
大手のラガービールを「とても美味しく」飲めるんです。
過度に炭酸が溶け込まなず、苦味、味わい、柔らかい飲み口など、
現代のサーバーでは表現できない、爽快な喉越しのビールを注ぐことができます。
銀座7丁目の銀座ライオンや、ニユートーキヨーなど、老舗のビアホールでも使われていることで有名ですね。
そんな美味しいビールに欠かせないビールサーバーなんですが、注ぐのがとっても難しい。
何より流速、流量がすごいんです。
ドバーーっと、ものすごく勢いよく出てくる!
上手にコントロールしないと泡だらけになるし、液体がグラスの中でもみくちゃにされて
えぐみが出やすくなったりもします。
でも、逆にうまく注げると、それはもう幸福感に包まれるような
美味しいビールが注げるんです!
そんなスイングカランを導入しました。
今現在、「クラフトビール」と「ビール」は別のものを指す言葉として使われがちですが、
どちらも同じビール。
その区別なく、美味しいビールを提供したいという思いから、導入に踏み切りました。
2024年いっぱいは、サッポロ黒ラベルの「1度注ぎ」のみの提供予定ですが、
今後は、色々なビールや、色々な注ぎ方にもチャレンジしていく予定です。
千葉県では、スイングカランを導入しているお店は、今の所2店舗のみ。
黒ラベルで提供しているのはつむぎだけです。
ぜひ一度、お試しいただけると嬉しいです。
皆様のご利用を心からお待ちしています。